MENU

退職代行で会社を辞める時、寮や社宅だったらどうなる?

社宅に住んでるから退職代行って利用できないよね?すぐ追い出されたら路頭に迷ってしまう…。

今現在社員寮や社宅に住んでいて、退職代行利用時に住まいがどうなるか気になる方に向けて書いてます!

名義が会社になっている住まいは、退職後どのタイミングで退去するのか心配ですよね?

退職代行を使うほどひどい職場に勤めてたら猶更です。

そのような悩みを持つ方に向けて、調べたことをまとめました。

この記事を読むことで、

 社宅や寮に住んでても退職代行を使える!

ということが分かると思います!

目次

退職代行を使うと寮や社宅から追い出されないか!?

退職代行を使って早めに勤め先とさよならしようと思ったときに、もし会社が用意した寮や社宅に住んでいるとどうなるか。

該当する方は気になる所だと思います。

特に退職代行に依頼する方の業界は製造業建設業に多く、その業界では住まいを提供してくれているケースが多いです。

もし会社を辞めると言ったら、怒った勤め先から嫌がらせとしてすぐに出て行けと言われないか心配になりますよね。

その様なケースは稀ですが、この悩みを持つ方のために詳細を書いていきます。

多くの退職代行サービスでは既に対応済み

退職代行の業者毎で、この「寮や社宅問題」に関しては既に対応しているところは多いです。

業者側ではこのようなケースも既に想定済みと言うことです。

まず最初にお伝えしておきたいことは、

 勤め先から追い出されることはない

ということです。

退職代行を使って辞めると、確かに感情的になる会社は多いですが、それでも怒りに任せて「明日出ていけ」と言われることはほぼ無いでしょう。

ただ、退職した後はすぐに退去する事が普通ですので、仮に即日退職がかなってしまうとその後はバタバタする可能性は高くなります。

依頼する方の状況としては以下の様な物があると思いますが、そのどれに該当するかで気を付ける点が違ってくるということです。

  • とにかく即日退職したいけど有給がない
  • 即日退職したいし有給もある
  • 即日退職でなくてもよいし有給もたくさんある
  • 即日退職でなくてもよいが有給はない

寮や社宅は会社が従業員のために用意した物ですから、その会社の従業員でなくなれば出ていくことになるのは当然です。

この観点から、上記の状況別に想定されることをまとめていきます。

とにかく即日退職したいけど有給がない

退職代行を使ってすぐにでも辞めたいと思う方の状況です。

ただ有給休暇はないので、退職日まで会社に行かなくてもいいとするにはなるべく早く退職する必要が出てしまいます。

そうなると寮などの退去日も身近に迫ってしまうので、ハードルは上がると言えるでしょう。

安全に行くなら、多少我慢して退職日を伸ばし、先に次の住まいの目星をつけておきましょう。

部屋の中の物を整理しておく事も大事です。

即日退職したいし有給もある!

 逆に有給残日数が多めにあると言う方は余裕が生まれます。

基本的に退職代行を使って即日退職をする場合、有給をぶつけて出社しないまま退職するほうが楽だからです。

寮や社宅に住んでいる場合も、退職日までの日数を稼げるためその間に次の住まいなどを探す事が出来ます。

明日にでも会社にいきたくないと言う気持ちが強ければ、それを優先する事ができるというケースです。

即日退職でなくてもよいし有給もたくさんある

会社を辞めたいと考えてはいるが、即日ではなくても良いと言う状況で、かつ有給休暇もたくさん残っている場合です。

この場合も、まずは優先的に次の住まいを探すようにしましょう。

ある程度目途が立った段階で、退職の旨を伝えるか、有給の日数に応じては退職を決めた後に動く事も一応可能となるケースです。

安心を求めるのであれば、やはり先に住まい探しや荷物の整理を行いつつ退職の準備を進める方が無難です。

退職代行にお願いをして、退職の意思を代わりに伝えてもらった時点ではあらかた片付いているということになります。

即日退職でなくてもよいが有給はない

一つ目の状況と似ていますが、まだ体調などに余裕がある方は退職日を少し先に延ばすようにしましょう

先に次の身の振り方を決めておく必要があります。

退職日が間近になってしまうと、そのまま即退去する可能性も出てきてしまうからです。

状況を考えて、今後の計画をしっかり練っておく必要があるパターンと言えそうです。

こうしてみると、どの状況においても有給休暇さえあれば何とでもなると言った印象ですね。

逆に有給が無い方の場合は、退職代行を使って辞めるとなるとある程度事前に準備をしておく必要があります。

まずは、現在自分の有給休暇がどれほど残っているか確認しておきましょう。

有給休暇は従業員が使う権利がある

有給休暇の話が出ましたのでこの記事でも触れておこうと思います。

退職代行を使ったとしても、従業員には一律有給休暇を使用する権利があります。

半年以上勤務し、出勤率が8割以上の従業員となれば有給は付与されます。

これは、労働基準法の第39条にも記載があり、有給を使わせない企業は罰則の対象となります。

もし罰則が科せられると、6か月以下の懲役か30万円以下の罰金となりますので覚えておくと良いでしょう。

また2019年の4月に法改正があり、企業は年の有給休暇が10日以上付与される従業員に対しては、年間で5日以上の取得を義務付ける事となりました。

この様に、本来働いたことの対価として従業員は有給休暇を使う事が当然の権利となっているんです。

もし退職に際して、勤め先が有給の取得を拒んだとすると本来法に触れていることになります。

これを知っているだけで、退職代行依頼時にも生かせる知識だと思いますよ。

退職代行業者には寮の退去日を確認してもらう

ここが重要ポイント

寮や社宅に住んでいる方は、退職代行に依頼をする時点でその旨を伝え、代行時に退去日を確認してもらうようにしましょう。

多くの退職代行では対応してくれます。

退職の意思を代わりに伝えてもらい、その後勤め先から正式に寮などの退去日の連絡が来ます。

もちろんあなた本人にではなく、代行してくれた業者に来ますので、そこから聞くことになるでしょう。

もし「すぐに出て行けといわれたら」?

会社によってはアナタの退職に伴って無理難題をふっかけてくるかもしれません。

この場合は量や社宅を即日出て行けと言う可能性もあるわけです。

 しかし、その要望に応じる必要はありません。

もし会社に社宅規定があるのであれば、それに従いましょう。

殆どの真っ当な会社なら退職日から2週間以内など猶予期間が盛り込まれていると思います。

この場合、

 退職した日から2週間は寮や社宅にいても良いと言う事になりますね。

退職代行が確認してくれた退去日と照らし合わせてみると良いでしょう。

万が一猶予期間がなかったり、明日にでも出ていけと言ってきたときも、基本的には社宅規定に準じて

む、無理です…。

と返答する形でオッケーです。

稀に規定を設けていない会社もあるようですが、その際は退職代行にお願いしてしっかりと退去日を決めてもらいましょう。

延長料金を請求されたらどうする?

もう一つ考えられるものとして、

退職後に住む分の延長料金を払え!!

と言ってくる可能性もあります。

こちらも基本的に受ける必要はありませんが、ちゃんと社宅規定に沿ってくださいとお願いしましょう。

ここが重要ポイント!

大事な事は、出来るだけ退職前に社内規定を確認しておく事です。

その内容は覚えておき、可能であれば画像にしておくと保険として効果的です。

会社の所有物の返却も退職代行に確認を

住居以外にも会社の所有物はあります。

業種によっては、入社時に個人に貸与されている物もあるでしょう。

ノートpcや制服などの取り扱い

IT業界だとノートPCが該当します。

建築業や製造業だと道具や制服なども会社から支給されているかもしれません。

これらの物は退職時に会社に返却する義務があります。

会社から支給された物で、はっきりとあなたの物ですよと明確になっている物は対象外ですが、それ以外の物はきちんと返す必要があります。

退職代行を使って会社を辞めた人の多くは、そもそも会社の人に会いたくないと言う気持ちが強いはずです。

返却手段は郵送で

ではどうやって返却するかと言うと、手段は郵送になります。

退職に伴って、まとめた貸与物は段ボールなどに入れて送りましょう。

これをないがしろにしていると、後日思わぬトラブルが発生する可能性もあります

めんどくさいと考えずに、しっかりと行っておくべきです。

できれば退職前に身の回りを整理しておきましょう。

退職代行によっては、郵送の手筈などを丁寧に教えてくれるところもあります。

特殊な返却物がある場合は、退職代行に相談する時点で懸念点として相談しておくと良いですよ。

あなたの代わりに返却の手筈を勤め先に聞いてくれて、その後教えてくれるはずです。

退職後私物は勤め先から送ってもらう

逆に、会社に置きっぱのあなたの私物は郵送してもらいましょう。

100均で買った文房具など些細な物はそのまま置いてきても特に問題になりませんが、大事な私物は退職代行を通じて送ってもらう手はずをつけておきましょう。

夏休み前の小学生のように、可能であれば退職の数日前から小分けにして自宅に持って帰るのがベストです。

中には次の職場でも活用する物があるかもしれません。

手放すのはもったいないなと感じる物は、忘れずに手元に戻るようにしておく必要がありますね。

退職してしばらく経ってから思い出した物を送ってもらうのは面倒です。

その際には会社の人と連絡を取る必要も出てきてしまいます。

この様な事が無いように、私物に関してもある程度計画的に考えておきましょう

社宅に住んでいた時の体験談!まるで便利屋に

昔社宅に住んで働いていた頃の体験談をちょっと書こうと思います。

まだ世の中に「退職代行」なんて単語もなかった時代の話です。

当時ガテン系の仕事についてまして、会社の社宅に住んでたんですが、まあバックレる従業員が多かったんですよ

特に新入社員に多く、大体毎月1人は飛んでる状態でした。

厳しい会社&仕事でしたから、逃げ出したくなる気持ちも分かるんですが、毎回バックレた人の荷物整理をやってました。

人がいいと退職後の面倒も見ることになる

僕は童顔で体格も良くないですから、なんというかとっつき易いらしいです。

大体僕の後に入ってきた人は慕ってくれるんですが、そのままバックレ後も僕が連絡を受けて、会社と橋渡しする羽目になってたんです。

  1. バックレる
  2. その日の夜ぐらいに連絡が来る
  3. 荷物を送って欲しいと言われる
  4. 荷物を整理して郵送の手配をする

大体こんな流れでした。

先ほども書いた通り、バックレる人は社歴が短かい新入社員が多いので、社宅にそんなに荷物はないんです。

必要最低限の生活用品だけで、元々冷蔵庫やテレビは備え付けでしたから。

毎回それらを段ボールに詰めて、言われた住所に送る。

何回かやってると、会社からも僕が専任みたいな印象になるので、なんというか僕も会社も段取りが良くなってくるんですよ。

対応してくれる人は余分な仕事をしている気になる

当時は、昼間仕事が終わったらその足で近くの郵便配達の基地局みたいな所に直接持って行ってました。

完全に時間外労働です。

残業代が発生するわけでもないし、褒められるわけでもない。

まあ、上司からの個人的な評価とか感謝みたいなのはありましたが。

 「これは余分な仕事だな・・・。」

段々とそんな気になってきます。

本音を言うと、バックレるにしても退職代行を使うにしても、身辺整理はした上で実行する方がいいと思いますよ。

住所から察しがつくんですが、送り先に辞めた人のご両親もいると思うと、少し心が痛むものでした。

寮や社宅に住んでる時の退職代行選定ポイント

ここまでの内容のおさらいになりますが、住まいが会社の名義になっている寮や社宅でも退職代行を利用して辞める事は可能です。

自宅に住んでいる社会人と違う点は、

  • 住まいの退去日を退職代行に確認してもらう
  • 退職に向けてある程度準備をしておく

この2点になります。

ポイントとして着目しておきたいのは、こう言った事態も考慮できる退職代行を選ぶ事です。

ここでのおススメはニコイチですね。

殆どの業者において、退去日を確認してくれます。

ここは相談の時点で依頼主からもお願いをしておくようにしましょう。

これによって、もし寮や社宅に住んでいるからと退職が出来ずにいる社会人でも、退職代行を使ってサクっと辞める事が可能になるわけです。

この記事を読んでいる方が、次の職場で前向きに働けることを祈っています。

目次